先日、港区のお客様からご依頼をいただき、相見積のため訪問してまいりました。今回拝見したのは、キリスト教関係の専門書や学術書を中心とした約1500冊のコレクションです。
お部屋に伺うと、壁一面に並ぶ書籍の数々。神学書、教会史、聖書研究、宗教哲学など、専門性の高い文献がぎっしりと詰まっていました。特に印象的だったのは、バーコードの付いていない年代物の書籍が多く含まれていたこと。バーコードが導入される以前の出版物は、書誌情報の確認に時間がかかるものの、希少価値の高いものも少なくありません。
全集も複数セット含まれており、一冊ずつ丁寧に状態を確認しながら内容を把握していきます。キリスト教関係の書籍は、発行年や著者、版によって価値が大きく変動するため、慎重な判断が必要です。お客様とお話ししながら、どのような経緯でこれらの書籍を集められたのかを伺い、一冊一冊への思い入れも感じ取ることができました。
相見積ということで、他社様とも比較されるとのこと。当店では長年培ってきた専門知識をもとに、適正な高評価をさせていただくことを心がけています。特に学術書は一般的な流通ルートでは評価されにくいジャンルですが、専門的なニーズを持つ研究者や愛好家の方々とのネットワークを活かし、適切な高価格をご提示できるよう努めています。
下見を終えた後、せっかく新橋まで来たのでと思い立ち、烏森神社に立ち寄りました。ビルの谷間にひっそりと佇むこの神社は、カラフルな御朱印でも知られる場所。訪問先での良いご縁に感謝し、手を合わせてきました。
今回の訪問写真について
記事には烏森神社の鳥居と境内の写真を使用します。専門書の査定という真面目な内容だけでなく、店主の人となりや日常の一コマを伝えることで、親しみやすさと信頼感を醸成するためです。神社参拝という行為は、仕事への誠実な姿勢を象徴的に表現できると考えています。
キリスト教関係の専門書をお持ちで、処分を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。専門的な知識を持つスタッフが、責任を持って対応させていただきます。











