こんにちは。東京書房スタッフです。この日は、長崎便とは別に東京都内の買取案件を担当しました。
1台の車にスタッフ2名での出動。現場は八王子市の古本屋閉店物件と、中野区での写真集買取の2件でした。
それぞれ異なる内容の現場でしたが、お客様の思いや本への向き合い方を間近で感じる一日となりました。
八王子市・古本屋の閉店物件
八王子市の古本屋様からのご依頼。店舗閉店に伴う蔵書整理で、店内には文学・哲学・芸術書・人文関係など、多彩な本が並んでいました。長年、地域の方々に愛されてきたお店とのことで、本棚一つひとつに「ここでたくさんの人が本を手に取ってきたんだな」という空気を感じました。
店主様からは、「残すものと引き取ってもらうものをしっかり分けたい」とのご希望。私たちは分類しながら査定を進め、残す本・引き取る本を確認しつつ、丁寧に搬出を行いました。「本にとっても次の場所が必要だね」と、
作業の終わりに店主様がお話しされた言葉が印象に残りました。
中野区・写真集中心の買取
午後は中野区へ移動。個人宅での買取で、写真集を中心に約100冊を査定させていただきました。国内外の写真家による作品集が多く、中には初版・限定版のものも。撮影地の光や影の使い方が美しい作品ばかりで、一冊一冊を手に取るたびに「作品としての完成度」が伝わってきました。お客様も写真が好きな方で、「どの本も思い入れがあるけれど、そろそろ整理したくて」と話されていました。その思いを受け止めながら、慎重に査定を進めました。搬出後、お客様から「丁寧に扱ってくれてありがとう」と言っていただき、一日の疲れが少しやわらぎました。
写真は八王子市の作業前の本棚。店舗ではなく、在庫棚です。まるで個人の本断ようで、店主様の本への愛着が伺えました。作業前のこうした一枚を残しておくことで、お客様の本がどのように整理されていたのか、後から振り返ることができます。
感謝の気持ち
この日は、2件とも「本を通して人の思いを受け取る」仕事だと感じました。閉店という節目を迎えた書店、
そして長年集めた写真集を整理する個人のお客様。それぞれの現場にはそれぞれの歴史があります。
私たちはその一部をお手伝いできることに、心から感謝しています。
FAQ
Q1. 閉店する古本屋や店舗からの依頼も可能ですか?
A1. はい。店舗・倉庫など大規模案件にも対応しております。査定・出張・搬出費用は無料です。
Q2. 写真集や美術書なども査定対象ですか?
A2. はい。写真集・美術書・デザイン書など、ジャンルを問わず対応しております。
Q3. 少量でも買取してもらえますか?
A3. はい。100冊前後からでもお伺いしております。
Q4. 搬出はどのように行っていますか?
A4. スタッフ2名で安全に梱包・運搬いたします。建物の階数や車両位置なども事前に確認し、丁寧に対応しています。
Q5. 出張費はかかりますか?
A5. 一切かかりません。出張費・査定費・搬出費はすべて無料です。
まとめ
2025年10月16日、この日は1便体制・2名での出張買取でした。どちらの現場も「本と人とのつながり」を感じる時間であり、本に携わる仕事の責任とやりがいを改めて実感しました。
これからも一件一件を大切に、お客様に信頼していただける出張買取を続けていきたいと思います。