12月9日 全国出張の古本買取の記録と三便の報告
■2025年12月9日の古本出張記録と実例報告
蔵書買取を希望される依頼は地域ごとに特徴が異なり、冊数やジャンルの組み合わせも毎回変化します。
12月9日は車3台による三便体制で、関東北部から東京近郊までを移動しながら蔵書の確認を進めました。今回の写真は、作業前の本棚です。
■1便目:栃木県大田原市(趣味分野の大量買取)
最初の訪問は大田原市。書道・ヨガ・手芸など、生活文化に関連した趣味の本を中心に約2300冊と、分量の大きい現場でした。リピートのお客様からの紹介で、ご実家の蔵書整理が目的とのこと。
趣味分野の本は、出版社・年代・テーマが広く散らばりやすく、同じ棚に複数のジャンルが混ざることも珍しくありません。そのため、まずは棚全体の系統を把握し、書道・工芸・身体技法・実用書といった区分に再構成するところから買取を進めました。買取後は大田原神社に参拝致しました
栃木県の訪問は約2000冊以上から ご相談を受け付けています。
■2便目:東京都板橋区
板橋区では、キリスト教関係の書籍を中心に約1000冊。リピートのお客様で、前回とは異なる部屋の整理を進めたいとのご依頼でした。
宗教書は、教義解説・思想研究・歴史資料など構成が複雑で、一見同じジャンルのように見えても、棚ごとの体系が異なる場合があります。
そのため、著者・訳者・時代背景を手がかりに、テーマ別の分類を丁寧に組み直していきました。特に基礎文献と研究書が混在していたため、箱詰め時に混乱しないよう、段階的な買取を行っています。
■3便目:埼玉県春日部市 → 東京都渋谷区(理工書と武道書)
3便目では、分野が大きく異なる蔵書を2件続けて買取しました。
春日部市では理工学書・数学書を中心に約300冊。理工系の専門書は版の違いによって内容が大きく更新されることが多く、旧版・新版を整理軸として扱う必要があります。章構成や数式の扱いを確認しながら、研究分野ごとに分類しました。
その後に向かった渋谷区では、武道に関する書籍が約130冊。流派解説・身体操作・歴史研究など多様な内容が含まれており、武道書特有の用語体系を基準として整理しています。この分野は、刊行年の違いによって必要な情報が変わることがあるため、年代順の整列も併せて買取しました。
■全国対応としての特徴
東京書房では、関東近郊だけでなく全国での相談にも応じており、地域ごとに訪問基準を明示しています。
■FAQ
Q: 栃木県への訪問は何冊から可能ですか?
A: 栃木県は約2000冊以上から訪問しています。距離がある分、ある程度まとまった冊数が必要になります。
Q: 趣味の本でも対応してもらえますか?
A: はい、対応しています。書道、ヨガ、手芸、武道など様々な趣味分野の書籍を扱っています。内容によって評価いたします。
Q: リピーターの依頼は多いですか?
A:はい。当店の古本出張買取のご依頼はリピートのお客様やご紹介を多くいただいております。 繰り返しご利用いただけることで信頼関係が築かれ、スムーズな対応が可能になります。以前の取引内容も参考にしながら対応いたします。
Q: 宗教関係の専門書も扱っていますか?
A: キリスト教、仏教など宗教関連の書籍も取り扱っています。神学書や研究書など専門性の高いものも対応可能です。
Q: 全国どこでも来てもらえますか?
A: 冊数や内容によって全国対応しています。地域ごとに訪問可能な冊数の目安がありますので、まずはご相談ください。
大学2校と個人宅3軒を訪問!東京書房の11月27日の古本出張買取
2025年11月27日は、大学案件を含む合計5件の訪問となり、専門的な分野が多く集まった一日でした。
掲載している写真は、作業を終えたあとにスタッフが撮影した本棚の様子で買取を終えて搬出後を撮影したものです。
この日はまず、トラック便が大学2件を担当しました。1件目は、先日から続いている 北里大学 の大規模な蔵書整理です。数が非常に多く、何日かに分けて進めている案件で、書庫内の棚ごとにテーマが大きく異なるため、分類を崩さないよう慎重に進めています。
続いて、先日、店主が事前下見を行った 駒沢女子大学 の現場へ向かいました。こちらも研究書・講義資料・実践書が混在しており、大学特有の幅広いジャンルが並ぶ棚でした。
一方で、ハイエース便の作業も進行しました。
1便目 は 調布市。ダンボール65箱分の専門書が中心で、ビルの3階にエレベーターがない環境でした。建物の構造を確認し、階段幅や踊り場の位置を見ながら搬出動線を組み立て、順に作業を進めました。
2便目 は2件対応でした。まず 所沢市 へ向かい、写真関連の専門書や芸術アート写真集を中心に約300冊を整理しました。出版年代が広く、写真家別・テーマ別にまとまっていました。そこから 新宿区 に移動し、料理関連の専門書や手芸・クラフトの本が約400冊の現場へ。実用書と趣味書が混在した棚構成で、分野ごとにまったく異なる形式の本が多く、サイズのばらつきに注意しながらの搬出作業と買取となりました。
東京書房では、大学・研究室・個人宅を問わず、蔵書の大量買取方法を柔軟に提案しています。
本買取や古書の買取のご相談をいただく際には、冊数より内容を重視しており、専門性が高いジャンルであれば、小規模でも訪問に至るケースがあります。関東4県は100冊以上、その他の地域は2000冊以上を目安としていますが、これはあくまで判断材料のひとつです。
また、作業後の棚を整える付加価値サービスは多くのお客様から評価をいただいています。写真にもあるように、蔵書を運び出すだけでなく、次の利用者のために繋がる買取を意識して作業しています。
研究資料や専門性の高い本がまとまっている場合、まずは内容をお知らせいただければ、最適な進め方をご提案いたします。
FAQ
Q1: 大学や法人からの依頼も対応していますか?
A: はい。今回の北里大学や駒沢女子大学のように、教育機関や法人からのご依頼も承っています。事前の下見も可能です。
Q2: 段ボール60箱以上の大量案件でも対応できますか?
A: 可能です。今回の調布市の案件も65箱でしたが、対応しています。まずはご相談ください。
Q3: 階段のない建物でも搬出できますか?
A: はい。建物構造に合わせた搬出方法を検討し、対応しています。特殊な環境もご相談ください。
Q4: 事前の下見はしてもらえますか?
A: 大量案件や特殊な環境の場合、店主が事前に下見に伺うことも可能です。お気軽にお申し付けください。
Q5: 写真集や趣味の本も対応していますか?
A: はい。写真専門書、アート系写真集、料理書、手芸本など、幅広いジャンルに対応しています。
2025年11月12日の本買取事例です。世田谷・新宿・練馬の古書買取と出張買取報告
東京書房では、初めて本を売る方や古書買取を検討されている方が具体的なイメージを持てるよう、実際に行った出張買取の内容を公開しています。今回、報告するのは、2025年11月12日に2便体制で実施した出張買取の記録です。地域・冊数・内容はいずれも当日にお伺いした事例のみを記載しています。
【1便目世田谷区の2件】
最初の訪問先では、CD・学術書・専門書・美術書を中心とする蔵書が一部屋に集められており、ダンボール20箱に収まる量でした。専門分野が細かく分かれているため、研究目的で集められてきたことが伝わる構成でした。荷物を移動した後の室内は、床が見えるほどきれいに整い、ご依頼された方も「ここまで片付くとは思わなかった」と安心されていました。
2件目も世田谷区内で、こちらでは学術分野の文庫が中心で、約250冊のまとまりがありました。特に岩波文庫が大きな割合を占め、内容は時代の異なる版が混在している興味深い蔵書でした。出張買取であれば本棚や床に並んだままの状態でも問題なく対応できます。
【2便目新宿区と練馬区】
2便は新宿区からスタートしました。ここでは料理の専門家が使ってきた書籍が中心で、調理技法・食材研究・料理科学に関連する300冊が並んでいました。実務的な本から研究書まで幅広く揃っており、料理の世界に携わる方ならではの深い選書が印象的でした。
最後に伺った練馬区では、最新の法律関連書籍が並び、こちらも約300冊の蔵書でした。多くがバーコード付きの現行版で、制度改正に対応した内容が揃っていました。法律書は刊行時期が重要なジャンルですが、今回の蔵書は現行版が中心で、高価買取が出来ました。
【今回の写真】
今回の写真では、買取作業が終わった直後の部屋の写真を使用しています。この写真を掲載するのは、出張買取のご依頼前に「実際の作業後の状態がどうなるのか」を確認したい方が多いためです。写真を添えることで、出張買取の流れや作業後の印象を具体的に想像しやすくなります。そのため、実例として信頼性が高い“作業後の整った室内”を選んで掲載しています。
東京書房では、本買取や古書買取を検討中の方が依頼しやすい環境を整えるため、実例紹介を今後も継続して発信していきます。専門書・学術書・サブカルチャーなど幅広いジャンルに対応していますので、冊数の多少に関わらずご相談ください。
FAQ
Q1 本を売る際、どのような本が依頼できますか?
A1 専門書・専門書・美術書・サブカルチャーなど幅広いジャンルに対応しています。
Q2 出張買取はどれくらいの量からお願いできますか?
A2 東京・神奈川・千葉・埼玉は100冊以上から。そのほかの地域は弊社ホームページをご確認下さい。
Q3 保管状態が雑でも依頼できますか?
A3 本棚に入ったまま、積んである状態でも問題なく対応しています。
Q4 バーコードやISBN番号の付いていない本は買取対象ですか?
A4 はい、買取対象です。
Q5 実際の出張買取の様子は確認できますか?
A5 東京書房公式サイトにて動画での事例を公開しています。
本買取・古書買取・出張買取の実績|ISBNなしの本もOKの東京書房
【2025年11月7日の古本出張買取の実績と事例のご報告】
全国対応の本買取・古書買取・出張買取を行う東京書房です。
この日は3便体制、計6件のご依頼に対応しました。秋の澄んだ空気のなか、それぞれの現場で多彩な専門書と出会う一日となりました。
■ 1便:世田谷区でフランス料理・思想・心理学の専門書を買取
最初の訪問は世田谷区。
フランス料理関係の専門書を中心にダンボール15箱をお譲りいただきました。
シェフや講師の方が使用されていた実践書や業務資料も多く、料理を学ぶ方々にとって貴重な参考資料となる内容でした。
続いて同区内で思想・心理学関係の書籍 約200冊を出張買取。哲学書・臨床心理学・現代思想など幅広く、研究や教育現場で実際に使われていた書籍も含まれていました。
写真はこの便の途中、スタッフが立ち寄った世田谷区立大蔵運動公園での一枚。秋の木々に囲まれ、季節を感じながら次の現場へ向かいました。
■ 2便:町田市・目黒区でヨガ・気功・美術関連書籍の買取
2便目は町田市。
ヨガ・気功関係の専門書を中心に約100冊をお譲りいただきました。呼吸法や瞑想、東洋思想など、スピリチュアル分野の資料も多く、「ISBNの有無を問わず見てくれるのが嬉しい」とのご相談からご縁をいただきました。
続いて目黒区では美術関連書籍をダンボール3箱買取。展覧会図録、アート写真集、デザイン書などが中心で、本を売るお客様の「まとめて整理したい」というご希望に合わせて出張買取を行いました。
■ 3便:新宿区でリピーター様の蔵書整理(6回目のご依頼)
3便目は新宿区。
以前より継続してご依頼いただいているリピーター様宅での蔵書整理(6回目)です。
学術書・文学全集・戦史資料など、専門性の高い本が多く、
今回も本棚2面分を中心に買取を行いました。
東京書房では、初回だけでなく繰り返しの出張買取にも丁寧に対応。内容・保存状態・量に応じて最適なプランを提案し、古書組合経験者が一冊ずつ確認しながら買取を進めています。
FAQ:本買取・古書買取・出張買取に関するご質問
Q1. ISBNやバーコードが付いていない本も売れますか?
A1. はい。ISBNやバーコードのない書籍もすべて買取対象です。
戦前書籍、限定版、専門資料なども一冊ずつ丁寧に確認します。
Q2. 専門職向けの書籍も対応できますか?
A2. 可能です。料理・医療・建築・デザイン・心理学など、専門性の高い内容でも問題ありません。
Q3. 蔵書が多く複数日に分けたい場合は?
A3. 大歓迎です。回数を分けた訪問や、継続的な蔵書整理にも柔軟に対応いたします。
Q4. 出張費や買取費用はかかりますか?
A4. 一切かかりません。出張費・査定費・搬出費はすべて無料です。
Q5. 本を売る際に仕分けは必要ですか?
A5. 不要です。ISBNの有無やジャンル分けは不要で、そのままの状態でお任せください。
一日のまとめ
1便 世田谷区 フランス料理・思想・心理学 約200冊+15箱 実践書・業務資料含む
2便 町田市・目黒区 ヨガ・気功・美術関連 約100冊+3箱 専門書中心
3便 新宿区 学術・文学・戦史 蔵書整理6回目 リピーター対応
■ スタッフコメント
「秋の出張買取は、季節の移ろいを感じながらお客様の蔵書に触れられる特別な時間です。
料理・心理・美術など、それぞれのジャンルに本への想いが詰まっていて、
本を売るという行為が次の読者への贈りものだと感じます。」


