古本買取の比較!本を売る前に3つのタイプの古本屋を知っておきましょう!
古本買取のお店タイプ別比較!
本をお売りになる前に、
知っておきたい!ポイント
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本の買取を行う古本屋は
主に3つのタイプに分かれます。
バーコードとISBN番号について詳しく説明し、それに基づいた古本屋の査定方法と特徴を解説いたします。本を売る前にあらかじめ、理解しておくと本を売却する際にスムーズに進めることができます。
バーコードとISBN番号の導入とその進展
バーコードは1970年代に導入され、商品の追跡と在庫管理を革命的に改善しました。特に、ISBNを含む書籍のバーコード化が進むと、書籍の販売、在庫管理、図書館での管理が格段に効率化されました。書籍に関しては、EAN-13コードが一般的に使用されており、国や地域、出版社、書籍を特定し、チェックディジットによって読み取りエラーを検出する機能があります。この技術の導入により、出版業界の物流や情報管理の効率が大きく向上しました。
ISBN(国際標準図書番号)の重要性
ISBNは、世界中の出版物に固有の番号を割り当てるシステムであり、本の識別、流通、購入を容易にするために設計されました。このシステムにより、書店、図書館、配送業者は、書籍をより正確に追跡し管理することができるようになります。ISBNは以下の構成要素から成り立っています。
プレフィックスエレメント: 現在は978か979で、商品コードを形成します。
登録グループエレメント: 国や地域、言語エリアを識別します。
登録者エレメント: 出版社を識別し、その長さは出版社の規模により異なります。
出版物エレメント: 具体的な書籍やその版を特定します。
チェックディジット: ISBNの正確性を保証する数値です。
なぜ?バーコード付きの本のみを買取する古本屋があるの?
バーコードが付いている本のみを買取るお店が存在する理由は、バーコードを利用したPOSシステムによる査定が可能であるためです。
バーコードリーダーを使ってバーコードを読み取ることで、経験の少ないアルバイトでも容易に書籍の査定を行うことができます。
これはISBN番号にも同様のことが言え、データベースにISBN番号を登録することで、買取の際のデータが効率的に作成できます。
このシステムは、古本屋における経験が少なくても、迅速かつ正確な査定を可能にします。
これらの情報を踏まえて、お持ちの書籍がどのお店で適切に評価されるかを見極めることが、より良い売却結果につながる場合があります。
本の買取を行う3つの古本屋タイプとその特徴について
各3つのタイプの古本屋がどのような本を取り扱っているか、そしてそれぞれの古本屋がどのようなメリットと制限を持っているかを理解することが重要です。
バーコードやISBN番号がない本も買取
Aタイプ古本屋
【特徴】
このタイプの古本屋では、専門知識を持ったスタッフが査定を行います。
お持ちの本を1冊でも多く売りたい場合はお勧めです!
バーコードやISBN番号の有無にかかわらず、どのような年代の本でも買取対象となります。貴重な古書や特殊な本にも適切な評価を提供することが可能です。
また、ジャンルによっては函なしカバー無しの本や大学や企業の管理ラベルが付いた本も買取対象となります。
こうした古本屋は、特に老舗古書店や個人経営の店に多く見られ、多様な売却方法(宅配、店頭、出張)を提供しています。
【買取対象】
バーコードが付いていても、付いていなくても最新の専門書から何十年も前の古書まで、書籍の発行年度を問わず、江戸時代の古典籍から最新刊まで幅広い年代の書籍が取り扱われます。
【本を売る利点】
幅広い年代の書籍を受け入れるため、様々な発行年度の本を売却することが可能です。また、所有の本がバーコード付きとバーコード無しと混在している場合も売り手にとっては非常に便利です。
【買取制限】
特に制限はありません。バーコードやISBNがなくても、本の価値を見出してくれるため、幅広い選択肢が提供されます。
バーコードとISBN番号が共に付いている本のみを買取
Bタイプ古本屋
【特徴】
このタイプの古本屋は、バーコードとISBN番号が両方とも付いている書籍のみを扱います。
ホームページ上に買取上限価格の表示がある場合が多く、大学や企業などの管理ラベルが付いた本も買取対象となる場合もあります。査定が出来る本に限界があります。
【買取対象】
バーコードやISBN番号が付いている書籍が買取対象となります。一般的なベストセラーのビジネス書、文庫小説、ライトノベル、PC関連本などが取り扱われます。
【本を売る利点】
書籍のデータ管理が容易で、効率的に行えるため、査定がスムーズに進むため、迅速な査定をお願いしたい方向けです。
【買取制限】
バーコードとISBN番号がない本は買取を行いません。そのため、古い書籍や特殊な出版物、非売品の本は扱いが難しくなることがあります。
バーコードがある本のみを買取
Cタイプ古本屋
【特徴】
バーコードの有無のみで書籍を評価するこのタイプの古本屋では、バーコードがあれば買取対象となります。
多くはチェーン店型や宅配便買取のみを提供する古本屋で、一般的なベストセラーのビジネス書、文庫小説、コミック、小説、ライトノベル、PC関連本などが主に取り扱われます。
函なしカバー無しの本は買取対象外になる場合が多のも特徴です。
大学や企業などの管理ラベルが付いた本でもバーコードが付いていれば、買取対象と場合があります。ただし、買取査定が出来る本に限界があります。
【買取対象】
本にバーコードが普及し始めた時期以降の書籍が主な買取対象です。
【本を売る利点】
POSシステムでバーコードを読み取るだけの査定なので、査定が迅速であり、経験の少ないスタッフでも容易に取り扱いが可能なので、査定を急いでお願いしたい方向けです。
【買取制限】
バーコードがない書籍は買取ができません。また、主に流通量の多い現代の書籍の取り扱いに限られるため、特定のジャンルや非売品の本は対応が出来ません。
これらの情報を元に、お持ちの書籍がどの古本屋で
適切に評価されるかを判断し、
最適な買取店を選ぶための参考にしていただければと思います。
古本買取・業界歴30年以上
古本買取の東京書房3代目 代表 和田達弘