本日は、東京書房にとって、少しの寂しさと、それ以上の大きな喜びに包まれた大切な日となりました。
「よろしくお願いします!」
あの日、まだ大学生になったばかりの、あどけない表情で挨拶をしてくれた彼女の姿を、今でも鮮明に覚えています。
それから3年8か月。長いようで短かったその月日を経て、この春、彼女は大学を卒業し、新しい世界へと羽ばたくことになりました。
古本の香りに包まれた静かな店内に、彼女の明るい笑顔と弾むような声が響くようになったあの日から、東京書房の空気は、これまで以上に柔らかな灯がともったような温かさに満たされていきました。
彼女は私たちにとって、単なるスタッフの一員ではありませんでした。
年の離れた先輩たちからは、本当の「妹」のように慈しまれ、時には厳しく、時には共に笑いながら、一歩ずつ、真っ直ぐに成長していく姿を見せてくれました。
どんなに忙しい日でも、彼女の笑顔ひとつで、周りにいる全員が自然と上を向ける。
そんな、誰からも愛されるかけがえのない存在でした。
最初は真っ白だった古本の知識も、持ち前の好奇心と誠実さで、一つひとつ自分のものにしていきました。
特に出張買取の予約でお客様と向き合う際、一生懸命に言葉を紡ぎ、頼もしく対応する姿には、プロとしての成長を感じずにはいられませんでした。
3年8か月という時間は、彼女にとっても、そして私たちにとっても、何物にも代えがたい宝物です。
ここで共に過ごした「日常」や、本を通じて繋がった人々との縁が、これから始まる彼女の長い旅路において、そっと背中を押す力になると信じています。
社会人という新しいステージでは、時に雨の日や、道に迷う日もあるかもしれません。
でも、忘れないでください。
あなたには、東京書房という、いつでも暖簾をくぐれば帰ってこられる「家」があります。
ここで出会った仲間たちが、あなたの歩む道をずっと、ずっと応援しています。
先日の「東京書房 卒業式」は、涙と笑いが溢れる、心温まる門出の儀式となりました。
あなたが届けてくれた数えきれない思い出と、その輝くような笑顔は、私たちの誇りです。
大学卒業、そして就職、本当におめでとう。
これからも、あなたらしく、その翼でどこまでも高く輝き続けてください。
あなたの歩む未来が、光に満ちた幸せなものであることを、スタッフ一同、心より願っています。











