先日、埼玉県富士見市へ下見に伺いました。今回のご依頼は囲碁関係の書籍を見てほしいというものです。お電話でお話を伺った際、かなりの冊数があるとお聞きしていましたが、囲碁専門のコレクションというのも珍しく、どのような内容か楽しみにしながら向かいました。
お宅に到着してお部屋へ案内していただくと、壁一面に囲碁の本が並んでいました。定石の解説書、布石の研究本、詰碁の問題集、プロ棋士の棋譜集、囲碁雑誌のバックナンバー、入門書から高段者向けの専門書まで、囲碁に関するあらゆるジャンルが揃っています。
ご依頼主様は長年囲碁を愛好されてきた方でいらっしゃいました。日本棋院の出版物はもちろん、誠文堂新光社や山海堂といった出版社から出された古い囲碁書も多数ございます。昭和期の棋書から最近のものまで、時代を追って集められた様子が伺えました。
棚を拝見していきますと、呉清源先生、坂田栄男先生、藤沢秀行先生といった昭和の名棋士たちの著作が並んでおります。さらに韓国や中国の囲碁書籍なども見られました。国内外の囲碁文化を網羅した、まさに専門コレクションです。
一冊ずつ手に取りながら確認してまいります。棋譜集は盤面図が多く印刷されているため保存状態が重要です。日焼けや折れ、書き込みの有無などをチェックしながら、全体の状況を把握していきます。囲碁書は愛好者の方々が実際に並べて勉強されるため、使用感があるものも少なくありません。
確認した冊数はおよそ1500冊。囲碁の本というのは一般の方にはなじみが薄いかもしれませんが、囲碁を学ぶ方々、特に真剣に上達を目指されている方にとっては貴重な教材です。絶版になっている名著も多く、次に必要とされる方のもとへお届けできればと考えております。
下見の作業を終えた後、富士見市内の水宮神社へ参拝することにいたしました。水宮神社は富士見市水子に鎮座する、水と安産の神様として知られる神社です。「みずのみやじんじゃ」と読み、地元では「水宮さま」として親しまれております。
囲碁の本は専門性が高く、ご家族の方だけでは価値を判断しにくいジャンルです。当店では囲碁関係の書籍についても、長年の経験をもとに適切に評価させていただいております。定石書、棋譜集、詰碁集、囲碁雑誌など、どのような内容でも対応いたします。
冊数の多少に関わらず、まずはお気軽にご相談ください。囲碁を愛する次の方へ、大切な書籍をお繋ぎいたします。ご連絡をお待ちしております。
FAQ
Q1: 囲碁の本は需要があるのでしょうか?
A: はい、ございます。囲碁を学ばれている方々は常に良い教材を探されております。特に絶版になった名著や、プロ棋士の棋譜集などは需要が高い傾向にございます。
Q2: 古い囲碁の本でも大丈夫ですか?
A: もちろんでございます。昭和期の棋書には名著が多く、むしろ古いものほど価値がある場合もございます。状態を確認した上で適切に評価させていただきます。
Q3: 書き込みがある囲碁の本も対象ですか?
A: 囲碁書は実際に勉強で使われることが多いため、ある程度の書き込みは理解しております。状態によって判断させていただきますので、まずはご相談ください。
Q4: 囲碁雑誌のバックナンバーも見ていただけますか?
A: はい、雑誌も拝見いたします。「碁ワールド」や「囲碁未来」などの囲碁専門誌は買取対象外になるケースもございます。予めご了承下さい。
Q5: 1500冊程度ですと、どのくらいの時間がかかりますか?
A: 下見であれば数時間程度でございます。実際の作業スケジュールにつきましては、内容を確認させていただいた上でご相談させていただきます。











