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自分の本じゃない本を整理するとき

 

「ほら、ちょっと見てみたら?」

 

そう言って、娘さんが車に積まれた本を指さすと

 

「あらぁ、こんなにあったのか。。」と、目をまんまるにしたのは、お父さんご本人でした。

 

こんにちは、東京書房スタッフのおはなです^ ^

先日、府中市に買取に行かせていただいた時のことです。

 

向かう前に「〇〇時ごろ、到着できそうです。」と、お電話をしたところ

 

「よろしくお願いしますっ!…あ、ちょっと待ってください!」

「あの!CDとかもあるんですけど、そういうのは…」

「はい、買い取ってますよ。」

「ほんとですか!あとDVDとかも、あるんですけど…」

「はい、DVDも買い取ってます。」

「あ、ありがとうございます!…ねぇ、CDとかも大丈夫だってよー。」

 

電話を切る前、ほんのすこしだけ 受話器ごしに、相談しながら片付けている様子が聞こえてきました^ ^

 

到着して挨拶をすますと

通された2階の部屋には 、たくさんの本が、床一面ズラリと並べられていました。

 

「これ、すべて読まれたんですか?」 と聞くと、それらはすべて、昔からお父さんが集めてきたものなのだそうです。

 

ところが数年前から目を悪くされ、とっておいても もう読み返すことはないだろう…

 

ということで 今回、ようやく決心して依頼をしてくれたとのことでした。

 

「大変だったんですよ。話してるとなかなか片付かなくて。」

 

そう言って、困った顔で微笑んだ娘さんは、この日のために、ちゃんと話し合って、なんとか整理することを決めて

 

お仕事など時間の調整もしたうえで 今、こうやってご実家に来てくれていることを思うと、とてもお父さん思いの方だなぁ、といった印象をうけました。

 

これは、買取にうかがうとたまに思うことなのですが〝 自分のものじゃないものを整理すること 〟って

きっと、ものすごく、気力も体力も使う行為なのだと思います。

 

自分の一存だけでは決められないし、かといって残しておいても片付かないし

ご家族の方なら、よりいっそう、どれだけ本人が大切にして来たのかを見てきているはずなので

 

簡単に整理するのも なんだか悪いことしてるような気持ちになってしまうこともあるだろうし ・・・

 

そういった いろんな葛藤を乗り越え、今、こうやって具体的に物事が進んでいってるんだな…

 

と思うと、できるだけこちらも、次の方に繋げられるよう尽さねば といった気持ちになります^ ^

 

作業が終わり〝こんな感じになりました〟と 娘さんに車に積んだ本をお見せすると

 

「おおー!ちょっとお父さん、すごいよ、見てよー!」と言ってお父さんを呼びにいき

 

お父さんも「こんなに読んだんだなぁ・・・」としみじみその様子を見て、うなずかれていました。

 

 

長年、大切にしてきた本を手放すのはとても寂しいことです。

でも、きっと。

その、空いたスペースには、また別の新しいものが入ります。

 

そしてまたその新しいものが、かならず新しい会話や思い出を作ってくれます。

そうやって、いろんな物事は、次へと、そしてまた次へと・・・少しずつ繋がっていくんだな~と思うと

 

なんだか久しぶりに自分の実家のことなんかも思い出したりして、帰り道ほんのすこしだけ懐かしくなりました。

気になるけど入りづらいお店ってありませんか?

 

こんにちは、東京書房スタッフのおはなです ^ ^

 

よく街中を歩いていると 〝気になるんだけどなんか入りづらいお店〟ってあったりしませんか?

 

たとえばガラス張りのしんとした服屋さんで入ったら、いきなり店主と2人っきりになってしまいそうだったり…

 

外観からは何屋なのかハッキリしないけど、おそらくいつも、常連さんばかりが集まっていそうな飲み屋さんだったり…

 

( ちなみに私は、サブウェイですら パンとかゴマとか 並びながらスムーズに注文できる自信がないので、入るのをためらいます。。 )

 

そう、こんなことを言っておいて何なのですが

 

じつは、東京書房も 〝入りづらいお店〟にあたるのかもしれません。

 

というのも、実際にお店の前を通ったことがある方ならわかると思うのですが

 

うちの店舗は〝買取専門の本屋さん〟なので

 

いわゆる普通の本屋さんみたいに、入ったら「いらっしゃいませ〜」とお声かけするような「お店」ではなく

 

基本的には、こうやってホームページを通して連絡してくださった方のもとに車で向かい、そこで本を買い取らせて頂き

 

〝 その本の、次の行き先が決まるまでの間の、あらゆる作業を店舗でしている  〟

 

と、いった形のお店だからです。

 

なので、もしかしたらお近くにお住まいで、せっかく気になってくださっている方も、前を通ると、いつもスタッフが作業をしていて

 

「気になるけど、なんか話しかけづらいんだよなぁ…」と、感じてしまっている方もいるかもしれません。

 

そんな時は、ぜひとも入り口においてある 小さなベルを、チーンと鳴らしてみてください^ ^

 

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中からすぐに、お話をうかがいまいります。

 

ちなみに、ベルは押すタイプではなくやっぱり振るタイプでしょ!

 

振るタイプに憧れがある方は、こちらをふっていただけたら風情がでるのでぜひ。(ちなみに私は、ふる派です。)

 

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チリーンという涼しい音が響きます。

 

チリーン・・・

 

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また、もしもお車でおこしの際は 駐車場もありますのでご安心ください。

 

駐車スペースが埋まってしまっている場合は、こちらで費用を負担しますので、すぐ隣にあるコインパーキングをお使いいただくこともできます^^

 

どうぞお気軽に、お待ちしています!

 

スタッフ おはな