東京書房のエースが独立します。11店舗目の古本屋「PINKBOOKS」へ
先日、東京書房のエースが最後の勤務日を迎えました。
退職の理由は、
自分の古本屋を始めるためです。
新しい店の名前は、
「PINKBOOKS(ピンクブックス)」
一橋学園駅から徒歩2分ほどの商店街に、9月中旬から下旬のオープンを予定しています。
現在は開店に向けて準備の真っ最中です。
独立することが決まったときは、もちろん嬉しかったです。
でも、最後の勤務日を迎えると、やっぱり寂しい。
毎日のように一緒に働き、当たり前のように東京書房にいた仲間が、明日からいなくなる。
しかも、東京書房のエースです。
会社としては、正直かなり痛い。
それでも、自分の古本屋を持つという夢に向かって出ていく仲間を送り出せることは、私たちにとって本当に嬉しいことです。
たくさんの本を見て、一人の古本屋になっていく
PINKBOOKSの店主は、東京書房でたくさんの本と向き合ってきました。
本の査定、出張買取、販売。
古本屋の日常には、毎日のように知らない本との出会いがあります。
そして、東京書房だけでなく、東京古書組合の「市会」でも経験を積んできました。
市会には、さまざまな古書店から数多くの本が集まります。
本を見る。
考える。
相場を知る。
ほかの古本屋の仕事を見る。
また本を見る。
古本屋の仕事は、その繰り返しです。
何年やっても知らない本が出てきます。
だから面白い。
東京書房の現場と市会で、何年もたくさんの本に触れてきました。
そして気がつけば、安心して仕事を任せられる、東京書房のエースになっていました。
そのエースが今度は、
自分の看板を掲げます。
「東京書房」から「PINKBOOKS」へ
今までは「東京書房」という看板の下で古本屋の仕事をしてきました。
これから掲げる看板は、
「PINKBOOKS」
です。
自分で本を選ぶ。
自分で棚をつくる。
自分でお客様を迎える。
良いことも、うまくいかないことも、これからはすべて自分の店で経験していくことになります。
どんな本を並べるのか。
どんなお客様と出会うのか。
そして、どんな古本屋になっていくのか。
東京書房にも分かりません。
だからこそ、楽しみです。
東京書房から独立した古本屋は11店舗になりました
PINKBOOKSで、東京書房から独立した古本屋は11店舗目となります。
東京7店舗。
神奈川2店舗。
大阪1店舗。
鹿児島1店舗。
改めて数えてみると、11店舗になりました。
でも、東京書房が大切にしたいのは「11店舗」という数字ではありません。
その一軒一軒に、東京書房で一緒に働いた仲間がいることです。
自分の店を持つと決め、東京書房を卒業し、自分の看板を掲げた人たちです。
東京書房という一軒の古本屋で一緒に働いていた仲間が、それぞれの土地で、それぞれの古本屋を続けている。
それが私たちにとって何より嬉しいことです。
そして今も、独立を目指している仲間がいます
PINKBOOKSで11店舗目。
でも、これで終わりではありません。
東京書房には今も、
「いつか自分の古本屋を持ちたい」
という目標を持って頑張っているスタッフが大勢います。
今日も本を見ています。
出張買取へ行っています。
市会へ行っています。
分からない本を調べています。
一冊、一冊の本と向き合っています。
今は東京書房のスタッフです。
でも数年後、その中の誰かが自分の店の看板を掲げているかもしれません。
12店舗目。
13店舗目。
その先もあるかもしれません。
もちろん、独立だけが古本屋の道ではありません。
東京書房で長く働いてくれることも、私たちにとって嬉しいことです。
それでも、本気で自分の古本屋をやりたいという人がいるなら、東京書房は応援したいと思っています。
今回のPINKBOOKSの独立も、今頑張っているスタッフにとって大きな励みになるはずです。
エースがいなくなるのは、やっぱり寂しい
できることなら、ずっと東京書房にいてほしい。
それが会社としての本音です。
エースがいなくなるのですから、本当に困ります。
でも、
「自分の古本屋をやりたい」
と言われたら、最後は送り出すしかありません。
一緒に働いてきた仲間が、自分の夢に挑戦するのですから。
嬉しい。
でも寂しい。
寂しい。
でもやっぱり嬉しい。
今回の独立は、そんな気持ちです。
次に会うときは「PINKBOOKSの店主」
最後の勤務日を終えれば、東京書房のスタッフではなくなります。
でも、仲間でなくなるわけではありません。
次に市会で会ったときは、
「東京書房のスタッフ」ではなく、
「PINKBOOKSの店主」
です。
今まで一緒に本を見ていた仲間と、今度は古本屋同士として同じ市会で本を見る。
いつか仕事を一緒にするかもしれない。
東京書房がPINKBOOKSに相談する日も来るかもしれない。
助けてもらうことだってあるかもしれません。
それでいい。
これからは、同じ古本屋です。
いってらっしゃい、PINKBOOKS
一橋学園駅から徒歩2分ほどの商店街。
そこにもうすぐ、
「PINKBOOKS」
という新しい古本屋が誕生します。
9月中旬から下旬のオープンを予定しており、現在は一生懸命、開店準備を進めています。
無事オープンしましたら、東京書房のブログやSNSでも改めてご紹介します。
10年後。
20年後。
「PINKBOOKSって、いい古本屋だよね」
そんなふうに誰かに言ってもらえる店になっていたら、東京書房にとってこれ以上嬉しいことはありません。
そして、いつの日か東京書房から12店舗目、13店舗目の古本屋が生まれたとき。
その後輩たちがPINKBOOKSの背中を追いかけていたら、それもまた嬉しい。
長い間、東京書房を支えてくれて、本当にありがとう。
そして、
独立、本当におめでとう。
東京書房を卒業しても、古本屋の仲間であることは変わりません。
だから「さようなら」は言いません。
また市会で。
また古本の仕事で。
そして今度は、
「PINKBOOKSの店主」として。
胸を張って、自分の古本屋を始めてください。
いってらっしゃい、PINKBOOKS。
東京書房一同、心から応援しています。











