先日、杉並区のお客様宅へ下見訪問を行いました。今回は以前東京書房をご利用いただいたお客様からのご紹介という、信頼に基づくご依頼でした。
お客様からは約2000冊の蔵書があるものの、ジャンルについては詳しく把握されていないとのお話を事前に伺っていました。こうした状況は決して珍しくありません。長年にわたり蓄積された書籍や、故人から引き継いだ蔵書の場合、全体像を完全に把握することは困難です。
現地で実際に拝見したところ、社史や郷土誌といった非売品の資料が多数含まれていることが分かりました。社史は企業が自社の歩みをまとめた歴史書で、一般流通していない貴重な記録です。郷土誌も同様に、特定地域の歴史や文化を詳細に記した資料で、研究者や地域史に関心を持つ方々にとって重要な文献となります。
非売品というと「価値がないのでは」と考える方もいらっしゃいますが、実際には逆です。限定的にしか配布されていないため希少性が高く、特定の分野では高い需要があります。特に古い社史や地方の郷土誌は入手困難なものも多く、適切な評価が必要です。
東京書房では、こうした専門性の高い資料についても知識豊富なスタッフが丁寧に確認し、適正な保証額を算出しています。今回も現地で一つ一つ確認しながら全体の価値を判断し、お客様に具体的な金額をお伝えしました。保証額にご納得いただき、その場で実際の作業日程を決定することができました。
下見の最大の利点は、このように事前に明確な金額提示ができる点です。お客様は安心して依頼を決定できますし、作業当日も予定通りスムーズに進行します。2000冊という規模では、下見なしでの対応は難しいため、このサービスは大変有効です。
下見を終えた帰り道、荻窪八幡神社に立ち寄りました。杉並区上荻に鎮座するこの神社は、地域で長く親しまれている歴史ある神社です。創建は寛平年間(889-898年)とされ、千年以上の歴史を持つ由緒正しい神社として知られています。
写真は荻窪八幡神社です。鳥居をくぐると広がる神聖な空間は、心を落ち着かせてくれます。杉並区周辺にお住まいの方や、荻窪を訪れる機会のある方は、ぜひ参拝してみてください。
今回のように、既存のお客様からのご紹介は私たちにとって大きな励みです。信頼していただけたからこそ、大切な知人を紹介していただける。その期待に応えるべく、より丁寧なサービスを心がけています。
社史や郷土誌といった専門的な資料の価値判断は、経験と知識が必要です。「これは価値があるのか」「どう処分すべきか」と迷われている方は、ぜひ専門業者の下見サービスをご利用ください。東京書房では、お客様の大切な蔵書を適切に評価し、次の世代へとつなぐお手伝いをしています。
ジャンル不明の蔵書でも、冊数が多い場合でも、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが対応いたします。
FAQ
Q1: 非売品の本も価値がありますか?
A1: はい、社史や郷土誌は希少性が高く、専門分野では需要があります。適切に評価いたします。
Q2: ジャンル不明でも下見できますか?
A2: はい、現地で確認しながら判断します。内容が分からなくても問題ありません。
Q3: 保証額とはどういうものですか?
A3: 下見時に提示する最低保証金額です。実際の作業時にこれを下回ることはありません。
Q4: 荻窪エリアの対応は可能ですか?
A4: はい、杉並区全域に対応しています。冊数に応じて下見も通常訪問も可能です。











